映画『クリーピー 偽りの隣人』を観て思ったこと。日常に潜む恐怖。
こんにちは。みゅんです。
今日は、映画ネタです。この前、黒沢清監督の「クリーピー偽りの隣人」を
観て来ました。
映画って、やっぱり大画面で見ると全然迫力が違うし、
始まる前のワクワク感がたまらない!映画館って、やっぱりいいですね~!
さて、映画のタイトルの「クリーピー」とは、気味の悪いとか、ゾッとするようなという
意味だそうです。ジャンルとしては、サスペンス・スリラーになるのかな。
あらすじは、ざっくり書くと、元刑事の犯罪心理学者の高倉(西島秀俊)とその妻
(竹内結子)が、謎の隣人(香川照之)に翻弄され、やがて恐怖のどん底へつき
落とされていく・・・といった感じ(笑) ええ、ホントにざっくりです!あらすじを
説明するのは苦手なので、詳しくは下にリンク張っておきますね(;'∀')
日常に潜む恐怖
映画をみて一番感じたことは、一見平凡な日常がふとしたきっかけで
壊れていき、いとも簡単にマインドコントロールされていく恐ろしさ。
え?何でそうなるん!って、心の中でつぶやきながら、自分が実際に
そういう状況やったら、もしかして・・・みたいな感じはあるかもしれない。
サイコパス役の香川照之の怪演は、もうさすが!としか言いようがない。
顔の表情、目つき、動き、間合いの取り方とか、全体的に滲み出る
気持ち悪さは、ハンパない(笑)←(ホメ言葉です!)
こんな隣人いやだな~、実際にいると・・。
映像美とカメラワークについて
映画全体に漂う不気味な不安感をあぶり出すような、暗いトーンの映像と
照明、不安定なカメラワークなどは、スゴイ!
カーテンがゆらゆら揺れてるシーンや、ミキサーでクルミを砕くシーンなど
何気なく不安を煽っていき、観ている側も気持ち悪くなっていく。
カメラワークが、恐い!
まとめ
映画は、後半部分から急速にツッコミどころも出てくる。
多少強引かと思われる部分もあるし、あの事件の真相は一体何?とか
まあ、腑に落ちない所もあるが、ふと思った。
そうか、これってあくまでも映画だよね、と。
映画のストーリーが、何となく私たちの日常に起こりそうな気がして
リアル感を期待していた部分もあるなと。
映画の持つエンターテイメントの部分とリアリティのバランスは、難しいと
思った。
全体的に後味は悪いけど、ラストに多少救われた気もした。
ラストの竹内結子の演技は、鳥肌もの。
好き嫌いは、分かれるかもしれないが、個人的には良かったです♪
それでは、また♪