不安な時、どうするか?不安とのつきあい方。「負けを生かす技術」を読んで考えたこと。
不安に囚われた状態
ブログを更新しなかった1ケ月間、実は仕事のことでいろいろあり、どうしても
ブログを書く気にならなかった。
この世に起こった不幸の全てを自分ひとりで背負っているかのごとく、眉間に
シワを寄せブスッとした顔で、どんよりとした毎日を過ごしていた。
もともと根がネガティブ思考で、何かあるとすぐ不安になるタチなので、
心が過剰に反応し無駄な考えにとらわれてしまいやすいのだ。
しかも、自分が選択し決断したことに対して「これで良かったのか」と
不安がよぎり、自信がなくなっていく。
どれを選んでも後悔することに気づいた
ウジウジと悩みながら過ごしていた時、気晴らしに本屋に行った。
その時、ふと目に入ったのが為末大氏の「負けを生かす技術」という本だ。
本の中で、印象に残った言葉がいくつかある。
本当に強い人というのは、「世の中はこういうものさしで動いているけれど、自分の勝負はここだ」と自分で決められる人だ。それを決断できるのが強さだと思うのだ。
周りや世間がどうこうではなく、自分がどう思うのか、どうしたいのか。
自分で選択し、責任をとる。それは腹をくくることだと思う。
失敗したらどうしよう、と考えるのは、すでに時間軸として失敗した直後の未来のことを考えている。これまでこんなにやってきたのに、というのは過去のことだ。
過去や未来を気にしても、自分にはどうしようもない。それよりも、今できることをやるしかないという開き直りや今への集中こそが、プレッシャーを振り切って武器に変えてくれる。
「できるか、どうか」「結果が出るか否か」とあれこれと先のことを考えすぎて
自分が今できることをやっていなかった私。
「後悔したくない」という気持ちが強すぎて、自分が選んだことやモノのせいで
後悔すると思っていたが、そうじゃないことに気づいた。
どの選択肢を選んだとしても、「自分のとらえ方」で後悔しているのだ。
後悔は、自分がさせるものだ。後悔する人は、どれを選んでも悔やむと思う。
まとめ
「こうなったらどうしよう」や「この先どうなるんだろう」と不安になるのは
マイナスの事態を想像し、頭で考えているだけなので「妄想」にすぎない。
大切なことは、「妄想にすぎない」と客観的に理解して、それ以上反応せず、
ムダな考えをストップすることだと思う。
本の最後のページの言葉が、私の心に深く突き刺さった。
結局は自分はどういう人生を生きたいのか、ということが問われているのだ。何かを選択するときに悩むのは、それが揺らいでいるからである。その時々の選択には答えはない。むしろ問うべきは、もっと大きな世界観なり、志なり、ビジョンである。自分はどういう人生を生きたいのか、なのだ。
う~ん・・残念ながら今はまだブレブレな私である(^^;)
やはり、もがきながら自分と向き合っていくしかない。
不安ばっかりに意識を向けすぎると、「これが不安」「あれが不安」と説明し、
あれこれ考え始める。結局は、考えている間は不安と向き合わずに済むし、行動し
なくても済むのだ。
不安は人が生きていく上で、なくならない。
そうなると、不安を受け入れどう付き合っていくか、だと思う。
そして不安に意識を向けすぎないこと。
そのためには、自分の心の状態を整えることが必要だと、この1ケ月間で
ヒシヒシと感じた。
何はともあれ、あまり深刻にならず淡々とやっていこうと思う。
それでは、また♪