何となく行き詰まった時。心がせかせかした時に観たい映画「めがね」
疲れた時はひと休みしよう
何となく行き詰まった時、お茶でも飲みながら一人でDVDを観るのが好きだ。
そんな時に観るのが、「めがね」という映画。
とにかく現実逃避をしたくなる時に、無性に見たくなる(笑)
どこかにある南の海辺の小さな島の民宿にやって来た、一人の女性と
そこで出会う人たちとのふれあいを描いているのだが、小林聡美が演じる
主人公以外、みんな不思議な感じで、つかみどころがない人たちだ。
そして、主要キャスト全員がめがねをかけている。
物語も特に事件が起こるわけでもなく、気持ちのいい波の音、きれいな
海の景色や美味しそうな料理を眺めながら、凝り固まった心のコリが
少しづつほぐれていく感じとでもいうか。
毎日、せかせかと慌ただしく過ごしていると、心が息切れをしてしまい、
何となく疲れたな、って思いながらも、無理して頑張ってしまうことって
あると思う。
「もう~!イヤだ~!何もしたくない!」
そんなときは、無理をせずちょっとひと休みしよう。
この映画に出てくる人たちは、何をするのでもなく、ただ、たそがれる。
観ている途中で、寝てしまうかもしれない(^_^;)
日常の煩わしさから解放されて、映画から伝わるゆったりとした
時間の流れに身を任せていると、いつしか心が癒され、
何となく明日も頑張ろうかなって、思えてくる。
一見何のストーリーもなく、雰囲気だけで見せる映画かと思わせて
おきながら、人生という旅をどんな風に進んでいきたいのか。
自分の心を不自由にしているものは何か。
そんなことをふと考えさせられた。
忙しい時こそ、自分の気持ちを見つめ直すいい機会かもしれない。