ブータンから学ぶ「これでいいのだ!」の自己肯定感。「ブータン、これでいいのだ」を読んで考えたこと。
幸せの国?ブータン
たまたま本屋で手にとった『ブータン、これでいいのだ』の本。
ブータンって、世界一幸せな国で国王と王妃が、東日本大震災後に
来日されてたな~・・。この程度の浅い知識しか持ち合わせてなかった私。
ブータン政府の初代首相フェローとして勤務した著者が、現地での生活を
通じて感じたブータンの「幸せ力」について書いています。
読んでみると、幸せな国にも当たり前だがいろいろと問題もあり、日本人の
私からすると「えっ?!」と思うこともある。
例えば、集合時間にガイドが30分遅れてきたのに、特に謝るわけでもなく、
さわやかに「さあ、出発しますか~」と言えるのん気なガイドの態度。
しかも言い訳が「すみません。でもフェイスブックをしていたら友達にチャットで
話しかけられたので・・・」というありさま。
「えぇ~!マジかぁ!」と、思わずビックリしてしまう言い訳(笑)
まあ、ブータン人はどんな時にも、許しあい認め合うという考え方が根底にある
ので、過度なプレッャーが発生せず、気楽にしていられるとのこと。
失敗しても反省して学ぶことをしない為、同じ失敗を何度も繰り返す、といった
マイナス面もあるらしい。とほほ・・(^_^;)
自己肯定感が高いブータン人
私が本を読んで一番感じたのは、ブータン人の「自己肯定感の高さ」。
喜怒哀楽をとても素直に表現し、よく笑い、よく怒るブータン人。
中国とインドに挟まれた九州ほどの大きさで、資源もあまりない国で問題も
いろいろ山積みでありながらも、ブータンの人たちが卑屈にならず「どうだ、
いい国だろ」と誇りを持っている。
本の中に書いてある、「国民一人ひとりの幸せ力が強い」という言葉に納得。
ブータンでは、一人ひとりの「幸せ力」が高いです。「幸せな国」と言われているブータンでも、人間であればうれしいこともいやなこともある。しかし、ブータンの人たちは負の感情を扱うのがうまく、また「なんだかんだ言っても幸せだよね」と思うことができる。それは、すごい力であり、ブータンの「幸せ」を根底から支えているものであるように感じました。
まとめ
本のタイトルにもある「これでいいのだ」と思える強さ。
そう思いながら、読み進めていくと著者が上司から一番言われていたことらしい。
生真面目にならない。
どうにかせねばと思いすぎない。
肩の力を抜く。
そして、にっこりと笑ってこう言ってみる。
まずは自分に言ってみる。
「これでいいのだ」と。
うん、うんそうだ!と強く共感した。
自分の思い通りにいかないことや、腹の立つこともあるし、人と比べて落ち込む
こともある。そんな自分でも、いい。そんな自分が、いい。
今ある幸せに気づき、「これでいいのだ」と思えることが、自己肯定感に
つながるのかもしれない。
何かに行き詰ったときや、心が折れそうなときにとりあえずつぶやいてみる。
「これでいいのだ」
それでは、また♪