ある日のつぶやき。
ふと思ったこと。
毎日、目の前のことに気をとられ、何となくせかせかと過ごしていると足元に
咲いている花さえにも、気づかない。
「まあ、いいや」と自分に言い聞かせて、毎日を何となくやり過ごしている
うちに、自分が本当はどうしたいのかわからなくなってきて、体に毒が
溜まっていく。
毎日、たくさんの情報に囲まれて過ごしていると、いつしか不要な情報に
振り回され、心がすり減っていく。
目先のことに一喜一憂したり、周りの人の言動や起こった出来事にいちいち
反応し、感情を波立たせていると、自分の心が不安定になる。
今の心の状態が、今ここで見ている現実に映し出される。
もし、今の自分が深く悩んでいるのなら、世界は悩みに満ちているだろう。
頭の中で、勝手に妄想が膨れ上がり、それにエネルギーを使い果たしているのは
過去に生きているから。今を生きていないから。
自分の生きる目的、目標を見失っている。
ふと、昔観た「ソラニン」という映画を思い出した。
宮﨑あおいと高良健吾が主演で、夢と現実の葛藤でもがく若者の姿を描いた
作品で、切なくもキュンとする映画だった。
宮﨑あおいが映画の中で歌うシーンがあって、印象に残っている歌詞がある。
たとえば ゆるい幸せがだらっと続いたとする
きっと悪い種が芽を出して
もう さよならなんだ
先のことを思い悩んで、グダグダ考えるより、今の自分にできることをやる。
それしかない。そんなことを改めて思った一日だった。