疲れた心に癒しを。映画「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」を観た
「ボブという名の猫」の心温まる実話
(C)2016 STREET CAT FILM DISTRIBUTION LIMITED ALL RIGHTS RESERVED.
映画の無料招待券の期限が間近に迫っていたので、仕事帰りに
「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」を観に行った。
何年か前にテレビ番組で、ストリートミュージシャンが一匹の猫と出会い、
人生のどん底から救われたという話を紹介していて、見たことがあった。
こんな映画のような話があるんだな~って思っていたら、本も出版され
イギリスでは150万部を超えるベストセラーになっているとか。
ミュージシャンを目指しながらも夢が叶わず、薬物に溺れ、ホームレスとして
どん底の生活をしていたジェームズが、怪我をしている茶トラの野良猫ボブを
助けたことから、思いも寄らぬチャンスが訪れていく。。といった話だが、
とにかく素直に心がほっこりと温まる映画だった。
劇中の茶トラのボブの愛らしい姿に、猫好きの私は終始、目尻が
下がりぱなっしで、顔がニマついてしまう。
その可愛らしい姿にキュンキュンさせられ、猫好きはもちろんのこと
猫に興味がない人でも、思わず笑みがこぼれると思う。
どん底からの再生に勇気をもらう
(C) 2016 STREET CAT FILM DISTRIBUTION LIMITED ALL RIGHTS RESERVED.
人は誰でも幸せになりたいと思っているけど、ちょっとしたボタンの
掛け違いで、人生がうまくいかなくなることはあると思う。
ジェームズは薬物に依存し、次第に心身ともに追い込まれていき、
人生のどん底を味わうことになる。
映画では、ジェームズが薬物から更生していく姿が描かれていて、
単に可愛いだけの猫映画ではなく、かといって感動のゴリ押しをする
わけでもない。
派手な演出を抑え、淡々と描くことによって、よりリアルに感じられ
じわじわと心にくるものがあり、ホロリと泣けてくる。
茶トラのボブは、ジェームズに命を救われるが、ジェームズも
ボブから生きる希望をもらい、救われていく。
茶トラのボブがもたらした人生のセカンド・チャンス。
人間と猫といった関係を越えて、お互いにかけがえのない存在と
なっていく姿は、観ていて微笑ましく心が温まる。
心がやさぐれた時には、ぜひこの映画を観て癒されて欲しい(笑)